スイスのパソコン屋さん

スイスで小さなパソコン屋をやっています。日々来るお客さんのお話

小さなパソコン屋さんは生き残れるのか

当然スイスにも大型量販店がありパソコンも売っていて修理もしている。小さなパソコン屋に需要はあるのだろうかと思っていたが、毎日毎日パソコンをもってやって来るお客さんをみるとこんなに壊れるものなんだなあーと感動すら覚えるので需要はあるのだろう。

旦那によるとこちらではなじみのお店を作りたいと思う人が多いらしい。小規模店だと細かい対応も出来るので個人的なサービスを受けられるからだ。

一回お客さんになると何年後かにまたパソコンを買いにくるし、修理もここで頼むようになる。22歳で起業したので、かれこれ長い付き合いだと15年ぐらいになるそうだ。ちなみに、修理・販売・WEB作成・ネットワーク環境設定などが主な仕事だけれど頼まれればエクセルを教えに行ったりとなんでもやっている。

そして大型店ではできないであろうこと。修理を頼むのがメインではなく、ただ話をしたいという人も多い。特にリタイアした人など。家に行ってパソコンの不具合を5分で直し、そこから1時間ぐらい話し相手になることも多々あるらしい。もちろん料金に加算されていくのだけどね。。

前にうちの車を電気自動車に変えたとき、電気自動車について熱く語るお客さんがいた。そしたら、その話をしたいがために、またすぐ修理を頼みに来たのだった。

来月また電気自動車に変えるので、間違いなくそのお客さんは来るだろうと旦那は予測している。